15歳の猫がリンパ腫と診断されて1年|余命3か月からの記録

うちの猫様は、15歳のスコティッシュフォールドのおばあちゃんです。

水便が3日ほど続いたので、念のため腸のエコーを撮ってもらいました。 結果は、原形をとどめていないほど悪い状態。 リンパ腫でした。

正直、その場で余命を覚悟しました。 先生に言われたのは「もって3か月」。

あれから、そろそろ1年になります。 体重は戻り、今も頑張って生きてくれています。 主治医も驚いているくらいです。

毎日の水薬は大変ですが、生きてくれているだけで十分なんですよね。


15歳のお局猫様がリンパ腫と診断された日

水便が3日続いて、エコーを撮ったら

うちの「カイちゃん」は、もともと弟が親に頼み込んでお迎えした猫です。 今は弟と離れて暮らしているので、飼い主は私ということになっています。

15歳になっても、私の中では「お局猫様」。 そのカイちゃんの水便が3日続いた時、嫌な予感はありました。

エコー検査の画像を見せられた時のことは、今でも覚えています。 「原形をとどめていない」という言葉が、頭の中でしばらく反響していました。

余命3か月と言われてから、もうすぐ1年

「もって3か月」と言われたところから、今は1年近く経っています。 リンパ腫の経過については、別の記事に詳しくまとめているので、近い状況の方は猫のリンパ腫|診断から現実までのガイドも読んでみてください。

余命を超えて生きてくれているこの感覚については、余命3か月と言われた猫が1年後に元気な話にも書いています。


猫もぎっくり腰になると知った日

ある日、カイちゃんを抱き上げたら、猛烈に怒られました。

背骨が折れたのか、神経の異常か。 最悪の想像をしました。

結果は——ぎっくり腰でした。

猫もぎっくり腰になるそうです。 そういえば、15歳のおばあちゃんでした。 かわいい顔に油断していたなと思います。

背骨骨折じゃなくて、本当に良かった。 もし折れていたら、お転婆なラグドール「しぃちゃん」のせいかも、と本気で背筋が冷えました。

シニア猫の小さな変化についてはシニア猫のサイン|足のふらつきと毎日の観察にも書いているので、よかったらどうぞ。


14歳の猫を見送った、去年の2月22日

去年の2月22日。 14歳の猫様が亡くなりました。

肝臓の癌が脳へ転移して、3〜4回、死の淵を彷徨いました。

5回目に、もう戻れない橋を渡った

5回目には完全に歩行ができなくなり、藁にも縋る思いで主治医のもとへ向かいました。

先生は静かに言いました。

「もうこの子は、生きることができない脳になってしまっています」 「おそらく、明日の朝が山でしょう」 「何度も危ない橋を渡りながら生きてきた子ですから、もしかしたら持ち直す可能性もあります……本当に低い確率ですが。脱水しないよう、点滴だけしていきますか?」

私と母は、泣きながら「お願いします」と言うことしかできませんでした。

先生はこうも続けました。

「もうこの子は、ほとんど何も感じていません。ただ、亡くなる前に苦しげに鳴くことがあります」 「その声に耐えられない飼い主さんもいます。その場合は鎮静剤を打ちます。打てば、そのまま眠るように亡くなります。つらかったら、すぐ来てください」

あの子は最後まで、手のかからない子でした。 苦しげな声をあげることもなく、ただ静かに息を引き取りました。 先生の言った通り、朝方でした。

弟は泣き叫びました。 私と母は、言葉もなく涙を流すだけでした。

ただ、最後に一言だけ。 「ありがとうね」 それだけは言うことができました。 たとえもう二度と届かないとしても。

その夜のことは猫を見送った最後の夜に、もう少し細かく残しています。

1年寄り添ってくれた先生のこと

私たちとあの子にとって、本当に幸いだったのは、約1年間寄り添ってくれた先生の存在でした。

「MRIは全身麻酔が必要だから、老齢の猫には勧めません」

損得ではなく、事実をきちんと伝えてくれて、それでも寄り添ってくれた先生。 最後の最後で、もう助からないと分かっていても、 「やれることはすべてやった」と胸を張れる証を残してくれました。

感謝してもしきれません。


世間が笑う日に、私たちは泣いている

2月22日は猫の日。 でも、私にとっては泣く日です。

ライトをつけっぱなしにしないと眠れず、 音楽を流さないと眠れず、 毎日泣いていました。

「あの子の代わり」はいないんですよね。

それでも、地獄から抜け出すには、もう一度猫を迎えるしかありませんでした。 弟にお金を借りて、ラグドールのお転婆姫を迎えました。

私は親ばかです。

同じようにペットロスの中にいる方には、ペットロスから日常を取り戻すまでもよかったら。 当時の生々しい気持ちは多頭飼いとペットロスからの回復にも書いています。


ラグドールと肥大型心筋症のリスク

迎えた「しぃちゃん」は、少し心臓が弱いと言われています。

「両親陰性だから大丈夫」ではなかった

肥大型心筋症は遺伝だと、ずっと信じていました。 ブリーダーさんにも「両親陰性だから大丈夫」と言われていたんです。

でも、主治医の説明は少し違いました。

「純血種はみんな親戚みたいなもの。だからリスクはゼロではないです」

正直、複雑でした。

医療費と障害年金のやりくり

室内用長毛種のフード、デンタルケア、定期的な血液検査。 医療費は軽く1万円を超えます。

財布は、正直きついです。

私は障害年金でやりくりしています。 そのあたりの話は障害年金と双極性障害の福祉支援、医療費とのバランスは双極性障害と猫の医療費|サバイバル戦略にまとめています。

それでも、守りたい命です。


猫のリンパ腫について知っておきたいこと

猫のリンパ腫は、高齢猫に多い腫瘍です。 消化器型が一般的だと言われています。

治療法や予後は個体差が大きく、余命も一概には言えません。 早期発見と継続的な管理が、結局のところ一番大事なのだと思います。

リンパ腫と腎臓病が並行している場合の経過は猫のリンパ腫と腎臓病|経過まとめにも書いています。


猫の肥大型心筋症について知っておきたいこと

肥大型心筋症は、猫で最も多い心臓病の一つです。 ラグドールなどの純血種は、リスクが高いとされています。

遺伝だけでなく、血統全体の傾向も関係すると言われています。 つまり、肥大型心筋症に強い猫様は雑種ちゃんということになります。

正直、こういう出来事が重なると、自分の状態も大きく崩れます。 水すら飲めない日が増えてしまった時期は、双極性障害の疲労とウォーターサーバーに少しだけ書きました。


猫と暮らすということ

リンパ腫の15歳。 心臓が少し弱い1歳。

不安も、お金の問題も、怒りもあります。

でも、今日も生きています。

2月22日は、私にとって泣く日です。 でも、今日は生きている日。

猫と生きるために必要だったことは猫と暮らすために欠かせない5つのことに、改めてまとめてあります。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

「双極性障害」「老猫介護」「ペットロス」「脳疲労」。

このブログでは、
混合状態や在宅生活の中で感じたことを、
猫たちとの暮らしと一緒に記録しています。

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