双極性障害と自律神経の関係|躁うつで体に起こる変化と整え方

気分の波だけなら、まだわかりやすいんです。
落ち込んでいるとか、妙に元気だとか。

私がいちばん戸惑ったのは、心より先に体のほうがおかしくなるときでした。
夜になっても動悸がおさまらない。
寝たのに、朝から疲れている。
胃が重い日が続く。

最初は「ただの疲れかな」と思っていました。
でも、双極性障害と自律神経には、けっこう深いつながりがあるらしいんですよね。
気分の病気だと思っていたものが、体のほうにも波として出てくる。

今日はそのあたりを、私の実感も混ぜながら整理してみます。

目次

双極性障害と自律神経にはどんな関係がある?

結論から言うと、双極性障害は気分の病気でありながら、自律神経の不調として体に出ることが多いみたいなんです。 動悸、倦怠感、眠れない、寝ても疲れが取れない。
こういう症状が、気分の波と一緒に動く感じがあります。

自律神経とは「体のアクセルとブレーキ」

自律神経というのは、自分の意思とは関係なく体を動かしている仕組みのことらしいです。 ざっくり言うと、二つの神経がセットで働いています。

  • 交感神経:活動モード。アクセル。
  • 副交感神経:休息・回復モード。ブレーキ。

昼間や緊張しているときは交感神経が優位になって、心拍数や血圧が上がる。
夜やリラックスしているときは副交感神経が優位になって、体が落ち着く。

健康な状態というのは、この切り替えがスムーズにできることなんだそうです。
どちらが強いか、ではなくて、状況に応じて切り替わること。
そう聞くと、私はちょっと耳が痛いですね。

双極性障害では自律神経のバランスが乱れやすい理由

双極性障害だと、この切り替えがうまくいかなくなりやすいと言われています。

脳の中の神経伝達物質と自律神経は、密接につながっているそうで。
だから気分が揺れると、体のほうも一緒に揺れる。
睡眠、食欲、動悸、胃腸の調子。
心の状態が、そのまま体に映ってしまうような感覚があります。

気分の波だけの問題じゃないんですよね。

躁状態では自律神経はどう変化する?

躁状態は交感神経優位になりやすい

躁のとき、私の体はアクセルが踏まれっぱなしになります。
眠っていなくても平気で動ける。
頭の中が忙しくて、夜中でも目が冴えている。

躁状態では、交感神経が過剰に働きやすいと説明されることが多いです。

  • 睡眠時間が短くても元気でいられる
  • 活動量が増える
  • 心拍数が上がる
  • 落ち着かず、イライラや焦りが出る

本人は「調子がいい」と思っているんです。
でも実際には、睡眠不足と動きすぎで、心も体もかなり消耗している。

あとから振り返ると、あれはただアクセルを踏み込んでいただけだったな、と思うことがあります。 このあたりは躁のセルフチェックの話ともつながる気がします。

うつ状態では自律神経はどう変化する?

うつ状態はブレーキが強くかかる状態

うつのときは逆で、今度はブレーキしか効かなくなる感じです。

  • 強い倦怠感
  • 眠気、過眠
  • 何もする気が起きない
  • 胃腸の調子も落ちる

副交感神経のほうに偏りすぎて、体を動かすための覚醒がうまく立ち上がらない。 そんなイメージで説明されることがあります。

寝ても寝ても疲れが取れない。 朝、起きられない。
これも気分の問題というより、体のスイッチが入らない感じに近いんですよね。
疲れが取れない日の過ごし方も、結局はここに行き着く気がしています。

双極性障害の混合状態では自律神経が乱れやすい

「疲れているのに落ち着かない」状態

私がいちばんしんどいのは、混合状態のときです。

気分は落ち込んでいるのに、頭と体は妙に興奮している。
アクセルとブレーキを、同時に踏んでいるような状態、と言えばいいんでしょうか。

  • 動悸がする
  • 息苦しい
  • 不安と焦りが強い
  • 眠りたいのに眠れない

自律神経の面では、交感神経が高ぶっているのに、
副交感神経の機能は落ちている、という混ざり方をしているらしいです。
だから、疲れているのに休めない。 体は限界なのに、神経だけが起きている。

こういう夜は、「しぃ」ちゃんが隣で丸くなって寝ているのを見て、ようやく少し呼吸が戻る気がします。 猫の寝息は、ちょっとしたブレーキ役なんですよね。 混合状態そのものについてはこちらの記事にも書いています。

自律神経失調症と双極性障害の違い

見分けるポイントは「気分の波」

「自律神経失調症かな」と思っていたら双極性障害だった、という話は、わりとあるみたいです。

見分ける軸は、身体症状が主役か、気分の波が主役か。

自律神経失調症のほうは、

  • 動悸
  • めまい
  • 胃腸症状
  • だるさ

こういう体の症状が前に出やすくて、大きな気分の波は必須ではないそうです。

双極性障害のほうは、

  • 躁状態とうつ状態が、時期を分けて出る
  • 睡眠欲求が変わる(眠らなくても平気な時期がある)
  • 活動量が大きく増減する

このあたりがはっきりしているのが特徴だと言われています。

特に「眠らなくても元気な時期があるか」は、双極性障害を考えるうえで大事なポイントらしいです。 ただ、これは素人判断がむずかしいところでもあります。
気になるなら、自己判断で決めつけず、心療内科や精神科で相談したほうがいいのかもしれません。

双極性障害の自律神経を整える生活習慣

ここからは、私が実際にやっていることを中心に書きます。 派手なことは、なにもしていません。

まず整えたいのは睡眠リズム

双極性障害では、睡眠リズムの乱れが気分の波を呼びやすいと言われています。 だから私が最初に手をつけたのは、睡眠でした。

  • 起床時間をできるだけ固定する(休日もずらしすぎない)
  • 起きたらカーテンを開けて、朝日を目に入れる
  • 眠くなくても、寝る時間は守る

朝日を浴びると、体内時計がリセットされるそうです。
昼は交感神経、夜は副交感神経、という切り替えが安定しやすくなる、と。

正直、効果を劇的に感じるわけではないです。 でも、続けていると波が少し小さくなる気がします。 細かいやり方は睡眠と決めごとのルールにまとめています。

カフェイン・刺激を調整する

カフェインやアルコールは、交感神経を強く刺激してしまうらしいです。 私はもともとコーヒーを飲まないんですが、昼間は紅茶をかっぱかっぱ飲みます。それでも夜の刺激には気をつけて…多分います。

  • 夜は強い光やスマホを減らす
  • 寝る前の激しい考えごとや言い合いを避ける
  • 温かい飲み物で、一度ブレーキをかける

刺激をなくす、というより、夜だけは音量を下げる、くらいの感覚です。
このあたりは刺激との付き合い方でも触れています。

頑張るより「一定のリズム」を作る

ここがいちばん大事だと思っています。

自律神経を整えるのに、特別なことはたぶん要らない。
それより、毎日同じ時間に起きて、同じように過ごすこと。

頑張って劇的に改善しようとすると、その反動でまた崩れる。 だから私は、「整える」より「一定にする」を意識しています。 波を消すのではなくて、少しだけ小さくする方向へ。

とは言いつつ休日になったら母と弟はいつもより遅い時間に起きてくるので、音を立てるのが申し訳ない気持ちになります。平日の時間割で動いている私にとっては多少休日の朝は居心地が悪い気がします。

受診を考えたほうがいいサイン

最後に、これは自分用のメモでもあります。 次のようなことが続くときは、一度相談したほうがいいのかもしれません。

  • 寝なくても元気な時期がある
  • 気分の上がり下がりが、波のように繰り返す
  • 動悸やめまいなどの身体症状が、気分の変化と連動している
  • 生活に支障が出ている

身体症状だけを見ていると、ただの疲れに見えてしまう。
でも、気分や行動の変化までセットで見ると、別の景色が見えてくることがあります。

数週間分、睡眠時間や気分、動悸の有無を記録しておくと、自分でも気づきやすくなる気がします。

まとめ

双極性障害は、心だけの病気ではないんだ。脳の病気なんだ、と最近よく思います。

気分の波が、自律神経の乱れとして体にも出てくる。
動悸も、倦怠感も、眠れなさも、たぶん地続きなんですよね。

だからこそ、薬と並んで、睡眠と生活リズムが効いてくる。
劇的に治すというより、波を少しずつ小さくしていく。

今日もそのくらいの気持ちで、また同じ時間に起きようと思います。

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この記事を書いた人

「双極性障害」「老猫介護」「ペットロス」「脳疲労」。

このブログでは、
混合状態や在宅生活の中で感じたことを、
猫たちとの暮らしと一緒に記録しています。

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