LINE返せないのは性格じゃない|脳疲労と鬱が原因かもしれない話

スマホの通知音が鳴った瞬間、心臓がぎゅっとなる。

そんな日が、私には何度もありました。

LINEを返せない自分を、ずっと「冷たい人間」だと責めていたんですよね。

でも今振り返ると、あれは性格の問題じゃなかった気がしています。

今日はその話を書こうと思います。

LINEの通知が怖くて開けない日がある

LINEが怖い、と検索する人の気持ちが、私にはなんとなく分かります。

私自身、ずっとそうだったので。

通知音だけで心臓がざわつく

ピコン、という通知音。

たったそれだけで、胸のあたりがざわつく日があります。

誰からか分かっていなくても、ざわつく。
むしろ「誰からだろう」と考える前に、
身体のほうが先に反応している感じなんですよね。

「返さなきゃ」が重荷になる

通知を見た瞬間、頭に浮かぶのは「返さなきゃ」。

返したい、じゃないんです。返さなきゃ、なんです。

この義務感が、すごく重い。
本来コミュニケーションって、
もう少し軽やかなものだったはずなのに。

未読が増えるほど、さらに開けなくなる

未読の数字が「3」になり、「7」になり、「12」になっていく。

数字が増えるほど、開く気力が削られていきます。

「もう開けない」と思うと、さらに通知が来る。
悪循環、というやつだと思います。

LINEを返せないのは、性格ではなく脳疲労だった

最近ようやく分かってきたのは、LINEを返せない日は、
たいてい脳が疲れているということでした。

このあたりの感覚は、双極性障害と脳疲労の話でも書いています。

文章を考えるだけで頭が止まる

健康なときって、たぶん文章を考えるのに大したエネルギーは使わないんですよね。

でも疲れているときは違う。

「お疲れさま」と打つだけで、頭が止まる。指が動かない。
スタンプを選ぶことすら、選択肢が多すぎて疲れてしまう。

「なんて返せばいい?」でフリーズする

返信って、考えることがたくさんあるんですよね。

相手の機嫌、文章のトーン、絵文字の量、長さ。
一通のLINEを返すために、脳のなかでは無数の判断が走っている気がします。

それを瞬時にやるのが、疲れているときは本当にきつい。

双極性障害の鬱状態では”返信”が高負荷になることがある

鬱の時期は特にそうでした。

返信は、思っているより高負荷な作業なのかもしれません。
文章を読む、意図を汲む、
自分の言葉を選ぶ、相手にどう届くか想像する。
それを全部やってから、ようやく送信ボタンを押せる。

調子が落ちている時の頭では、この一連の作業が重すぎるんですよね。

混合状態の翌日の疲労があるような日は、LINEを開くことすら出来ませんでした。

返信できない自分を責め続けていた

しんどかったのは、返せないことそのものより、
返せない自分を責めることだったかもしれません。

「たった一通」が返せない罪悪感

たった一通。それだけなのに返せない。

そう思うたびに、自分が情けなくなりました。

普通の人は普通に返している。なのに自分は、たった一行が出てこない。
この「たった」という言葉が、自分をどんどん追い込んでいったんですよね。

既読をつけるのすら怖かった

既読がつくと、返信義務が発生する気がしていました。

だから既読をつけるのも怖い。
通知欄でちらっと見るだけにして、
わざとLINEを開かない。

でもその「開かない」という行為自体が、
罪悪感を積み上げていくんです。

「嫌われたかも」という不安が積み重なる

精神的に不安定だった時期、
私は人付き合いに必要以上に気を使っていました。

この人が望む言葉を、正しく、誤解なく伝えるにはどうすればいいか。
時にはこびへつらう。綺麗ごとばかり並べる。それが必要な相手もいました。

人によりますが、精神的に不安定な人ほど、
そうする必要があった気がします。

だからこそ「返信が遅れたら嫌われたかも」という不安が、
ずっとついてまわったんだと思います。

このあたりの残ってしまった言葉や傷つきは、今もどこかに残っています。

私が”通知を見ただけで泣きそうになった日”

ある日、通知欄を見て、ふっと涙が出そうになりました。

「またこの人か」と。

話を聞いてくれる人がいない、という背景を知っているがゆえに、
私……いえ、私以外にもLINEを送りまくっていたんだと思います。

この人が望む言葉を、正しく、誤解なく伝えるには。
前述したとおり、時にはこびへつらう必要もありました。
お世話になった先輩は、特にそうです。

ただ、本当にLINEが長く続くんですよね。
寝る前など、本当に勘弁してほしいと心の底から思っていました。

通知欄に名前が並ぶだけで限界だった

通知欄に名前が増えるだけでも、限界でした。

それだけ繋がりが増えた、ということですから。

違うんです。当時の私は、逆に繋がりを減らさなければならないほど、
病気的に疲弊していました。なのに真逆の方向へ行っていた。

通知欄を見るたび、「もう嫌だ」と心が悲鳴を上げていた気がします。

返したい気持ちはあるのに動けない

動けない。でも返信しないと、という強迫観念に苛まれていました。

結果、スマホの前で、意味の分からない涙を流してフリーズする。

涙を流し切ってから、ぽつぽつと返信をしていた記憶があります。今思うと、あれは何かの限界点だったのかもしれません。

脳が疲れ切っていた時期の話

ある日、投げました。

何をって、「返信しなければならない」という概念を投げました。

LINEしてくる人の返信待ち?しったこっちゃない。だから返信しないまま寝ました。

ついでに言うと、仕事を辞めた後にもLINEが続いたので、スマホが壊れたのをきっかけに、新規アカウントを作ってそっちに逃げました。

今思うと、あれは英断だったと思います。

双極性障害と家族関係も含めて、人付き合いを整理する時期だったのかもしれません。

LINEが怖い時、私がしていた対処法

ここからは、私が実際にやって、少し楽になったことを書きます。

正解ではないと思います。ただ、私には合っていたという話です。

通知をオフにして距離を置く

まずやったのは、通知をオフにすること。

これだけで、心臓のざわつきが減りました。

通知音が鳴らないだけで、こんなに楽になるのかと驚いた記憶があります。「今すぐ返さなきゃ」という強迫観念から、少しだけ距離が取れたんですよね。

「今は返せない」と短文だけ送る

全部の返信を完璧にしようとしなくていい、と気づきました。

「今ちょっとバタバタしてて、また連絡します」

これだけで十分です。長い言い訳も、丁寧な前置きもいらない。短文で済ませることに、最初は罪悪感がありましたが、慣れました。

返信できる時にだけ返すルールにした

返信のタイミングを、自分で決めるようにしました。

通知が来た瞬間に返さなくていい。明日でも、明後日でもいい。

このルールを自分に課してから、LINEに対する恐怖感がかなり減りました。返信のリズムを相手に握られている感覚が、しんどかったんだと思います。

人間関係より、まず脳を休ませた

優先順位を変えました。

人間関係を保つことより、自分の脳を休ませることを優先する。

冷たく聞こえるかもしれません。
でも、自分が壊れたら、人間関係も結局は維持できないんですよね。

このあたりは、ライフチャートで自己カウンセリングする方法で自分の状態を確認しながら、少しずつ整えていきました。

LINEを返せない日は、”社会性”ではなく”脳の限界”だった

最後に、これだけは書いておきたいことがあります。

元気な時の自分と比べない

元気だった頃の自分は、もっとサクサク返信していたんですよね。
いやまあガラケー時代の話なんですけど。

だから「あの頃の自分」と比べて、今の自分を責めてしまう。

でも、それは違うんです。脳の状態が違うのだから、できることも違って当然。比較する相手を間違えていたんだと思います。

返信できない=冷たい人間、ではない

返信が遅い人を、私は冷たい人だと思いません。

なのに、自分のことだけは「冷たい」とジャッジしてしまう。これは、自分にだけ厳しすぎる癖だったのかもしれません。

返信できないのは、能力や性格の問題ではなく、ただ脳のリソースが足りていないだけ。それ以上でも以下でもない気がします。

今は”生き延びる”だけで精一杯な日もある

生きているだけで、十分な日があります。

LINEに返信できなくても、ご飯を食べて、眠れたなら、それで合格点でいい。

過去の喜びを今は感じられないような日でも、
ただ呼吸をして、今日を終えられたなら、
それだけで十分なんじゃないかと、今は思います。

まとめ

LINEを返せないことは、私にとってずっとコンプレックスでした。

でも、それは脳が限界だったというサインだったんですよね。

通知をオフにする。短文で返す。返せる時にだけ返す。
返信より、まず自分を休ませる。

そういう小さなルールを積み重ねていったら、
少しだけLINEが怖くなくなった気がします。

完璧に返信できる人になる必要はないのかもしれません。返せない日があっても、それで自分を責めなくていい。

たぶん、それくらいでちょうどいいんだと思います。

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この記事を書いた人

「双極性障害」「老猫介護」「ペットロス」「脳疲労」。

このブログでは、
混合状態や在宅生活の中で感じたことを、
猫たちとの暮らしと一緒に記録しています。

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