猫が療養食を食べない時どうする?|癌の愛猫「そー」ちゃんに試した3つの工夫

「そー」ちゃんが大好きだったモンプチを食べなくなった日のことを、いまでもときどき思い出します。 癌の進行と一緒に、食欲が日によってムラになっていって、 最後のほうは、ほとんど口にしてくれませんでした。

この記事は、「そー」ちゃんの時に学んだこと、試したこと、調べたことのまとめです。 「カイ」ちゃんと「しぃ」ちゃんがまだ元気でいるうちに、書き残しておきます。

目次

猫の療養食を食べないのは普通のことらしい

調べてみると、「そー」ちゃんの場合だと療養食を食べないケースはわりと多いそうです。 癌(「そー」ちゃんは脳腫瘍か脳炎か肝臓癌のどれかか全部)が進むと食欲不振や吐き気でご飯を受けつけなくなることがあって、 無理に療法食だけにこだわるより、食べられる形を探すほうが大切、と書いてありました。

当時の私が、もっと早く知っておきたかった一文です。

「食べない理由」を疑うところから

食べない時、まず疑うのは「なぜ食べないのか」のほうです。 味が合わないのか、形状が合わないのか、それとも吐き気や痛みがあるのか。 「そー」ちゃんの場合は、たぶん全部だったと思います。

療養食を出しては下げて、また別のを出しては下げて。 そんなことを繰り返していました。

まず食べることを最優先に切り替えた

療養食を食べない状態が続くなら、 体力低下を防ぐために「何でもいいから食べる」ことを優先する。 これが、いろんな獣医さんの記事で共通して書いてあったことでした。

猫は肉食動物なので、状態によっては鶏肉や魚など、 食べられるものを確保するほうが現実的なこともある、と。

理想は理想として、現実は現実。 「そー」ちゃんが少しでも食べてくれることが、当時の私の最低ラインでした。

「そー」ちゃんに試した3つのこと

ここからは、当時実際に試したことのメモです。 全部に効果があったわけではないですし、 日によってムラもありました。

ただ、現実には「理想の数値」より「食べ続けられるか」のほうが重要になる場面があります。 そう自分に言い聞かせて、毎日モンプチの蓋を開けていました。

①人肌くらいに温めた

冷たいフードより、ぬるく温めたほうが香りが立って、 食欲を刺激しやすいそうです。 ウェットなら水分摂取の助けにもなります。

電子レンジでほんの少し、人肌くらい。 熱くしすぎないこと。 温めた後によく混ぜること。 これは「そー」ちゃんに四分の一くらいの確率で効きました。

熱すぎると口の中をやけどしてしまうので、 指で触って確認するようにしていました。

② 少量を回数多く出してみた

1回の量を減らして、1日4〜5回に分けるようにしました。 寝ている時間が長くなっていたので、 起きてきたタイミングを見計らって出すような感じです。

少量ずつ、頻度多く。 あの頃は、私の生活も「そー」ちゃんのリズムに合わせていました。 

それでも、起きて食べてくれる姿を見られた日は、ほっとしました。

③ ちゅ~るや流動食で口に入れる量を確保

ウェットすら食べたがらない日もありました。 そんな日は、まずちゅ~るで口に入れる量を確保していました。

ただ、おやつの食べすぎはよくないので、 量はコントロールするようにしていました。
水分補給タイプのちゅ~るだと、少しゆるめで食いつきもよくて助かりました。

口に入る、というだけで、その日は十分だと思うようにしていました。

食べやすい療養食の選び方

「そー」ちゃんはモンプチに落ち着きましたが、 本来は療養食のなかから選ぶのが理想です。
食べてくれるなら、の話ですが。

ウェットタイプを優先する理由

食べやすさを重視するなら、ウェットタイプの療養食が第一候補だそうです。
水分が多くて香りも立ちやすいので、食欲が落ちた猫に向きやすい。

選び方としては、

  • ウェットタイプを優先する
  • まずは「食べるかどうか」で選び、食べられた後に療法食の継続性を考える
  • ドライしか食べない子には、同系統の別フレーバーや粒の小さいものを試す

このあたりが基本らしいです。

「そー」ちゃんには、いくつか試してみました。
でも、最終的に選ばれたのはモンプチ(11歳以上用)でした。

サプリメントを使う時の注意

サプリの話も少し。「そー」ちゃんは2週間に一度の注射で生きていましたが、医師からサプリを勧められたことはありません。この場合サプリをあげるかどうかは完全に自己判断というやつです。でも相談には乗ってくれると思います。

というのも、「しぃ」ちゃんの子猫時代は思い切り軟便が続いていて、この時処方されたのがサプリでした。だから医師が必要だと判断したならばサプリも処方されるはずです。

すでに注射で間に合っている。今以上の処置はない。薬を処方されているなら成分の重複に気を付けてくれている。と私は考えています。

これに上書きして相談もせずにサプリを食べさせるのは少々リスキーかもしれません。

受診を急いだほうがいいサイン

私がメモしている、受診の目安はこのあたりです。

  • まったく食べない状態が続く
  • 吐く、よだれが出る、ぐったりする
  • 体重が落ちてきた
  • 水もあまり飲まない

自己判断で長く様子見せず、 吐き気止めや点滴、食欲増進剤も含めて主治医に相談するのが安全だ、と何度も書いてありました。

「そー」ちゃんの時は、もう少し早く相談していればよかった、と思う場面が、後になっていくつか出てきました。 だから「カイ」ちゃんと「しぃ」ちゃんに対しては、迷ったらすぐ病院に電話する、と決めています。

結論だけ知りたい方へ

  • 食べないなら、まず「食べること」を優先する考え方があります
  • ウェット化、温める、少量を回数多く、が基本の工夫です
  • 療養食にこだわらず、食べられるものを確保する判断もあります
  • サプリは重ねず、成分表示を確認すること、医師に相談することが大事です
  • 食べない、吐く、ぐったり、体重減少があれば受診を急いだほうがいいです

おわりに

「そー」ちゃんがモンプチを完食してくれた日のことは、いまでも覚えています。 温めるのを忘れた日でしたが、ちゃんと食べてくれました。

療養食じゃないことは、たぶん誰かに言わせれば「正しくない」のかもしれません。 でも、食べてくれたあの時間は、私にとって大事な時間でした。

「そー」ちゃんから学んだことは、いま「カイ」ちゃんと「しぃ」ちゃんに向き合う土台になっています。 完璧じゃなくていい、続けられることが正解、と思えるようになったのは、「そー」ちゃんのおかげです。

書き残しておいてよかった、と思える日が、いつかくるといいです。

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この記事を書いた人

「双極性障害」「老猫介護」「ペットロス」「脳疲労」。

このブログでは、
混合状態や在宅生活の中で感じたことを、
猫たちとの暮らしと一緒に記録しています。

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