末期癌の老猫とダイエット中の1歳猫|双極性障害の私が「食事の分け方」で発狂しない工夫

おはようございます。こんにちは。こんばんは。リセツです。今回は、多頭飼い猫の食事の分け方についてのお話です。末期癌の老猫カイちゃんと、ダイエット中の1歳猫しぃちゃん。二匹の食事のニーズは真逆です。双極性障害の当事者としてどのようにメンタルを保ちながら猫様の介護をしているのかをお伝えします。結論から言うと、完璧を求めてはいけません。猫様第一でありながらも、自分の脳を守る生存戦略が必要です。

目次

老猫の緩和ケアと1歳猫のダイエット。真逆のニーズという壁

結論から言いますと、末期癌のカイちゃんとダイエット中のしぃちゃんの食事を完全に分ける作業は、必須の課題です。
理由は、カイちゃんは腸のリンパ腫を患っており、食べられる時に高カロリーのちゅ〜るや好物を食べてもらう緩和ケアの段階にあるからです。

一方で、しぃちゃんは以前5kgまで太ってしまい、健康のために体重管理とダイエットが必要です。カイちゃんにちゅ〜るをあげようとすると、常に食欲旺盛なハイエナのようなしぃちゃんが横取りしようと狙って……来ないんですよね~。

もっと小さいころはちゅ~るに興味津々でゴミ箱に捨てたちゅ~るの袋ごと噛み噛みしてたくらいなんですけど。一歳過ぎたころには完全にドライフード一択になりました。真横に「カイ」ちゃんのウェットフードがあるにもかかわらずです。全く手を付けていません。

一方の「カイ」ちゃんも、最初は「しぃ」ちゃんのドライフードを食べていた時もありましたが、ドライフードが弱り切った胃腸に確実にダメージを与えた上で吐くということを覚えたのか、ドライフードを食べなくなりました。

末期癌の老猫には栄養を、1歳の若猫には我慢を強いることになります。真逆の食事制限を一つの空間で同時に行う作業は、想像以上に困難なミッションとなります。本来ならば。

なので、今回は一般的な多頭飼いの個別給餌をお伝えしたいと思います。

ですので、仮定として「しぃ」ちゃん、「カイ」ちゃんに実際はおりこうさんだけれども、他の子の役をやってもらいます。その上でどうぞお読みください。

物理的に隔離する。ケージと「おくるみ」の活用

結論を申し上げますと、食事の際の猫同士の接触を物理的に防ぐ手段が、最も確実な解決策です。言葉で「待て」と言っても、猫様には通じないからです。しぃちゃんの横取りを防ぐには、物理的な壁を作るしかありません。しぃちゃんの食事はケージの中や別の部屋で与え、ドアを閉めて完全に隔離します。

そして、カイちゃんへの給餌や投薬の際は、タオルで体を包み込む「赤ずきんちゃん(おくるみ)作戦」を活用します。体を包む行動でカイちゃんが落ち着き、私も落ち着いてちゅ〜るや薬を与えることができます。物理的な隔離とおくるみの活用により、焦りやイライラといった感情的な負荷を大幅に減らすことができます。

時間軸をずらす。投薬と食事をセットにしたスケジュール管理

二匹の食事時間をあえてずらし、投薬とセットにしてルール化する工夫で、脳の迷いをなくします。同時に二匹の相手をしようとするからパニックになるんですよね。双極症の脳には、「一つずつ処理する」という明確な決まり事が必要です。

例えば、先に別室でしぃちゃんに計量済みのフードを与え、しぃちゃんが食べている間に、落ち着いた環境でカイちゃんに投薬とちゅ〜るを与えます。時間軸を完全に分離する行動で、「今はカイちゃんの時間」「今はしぃちゃんの時間」と脳のタスクを単一化できます。投薬と食事を一つのセットとしてスケジュール化すれば、思考のコストを最小限に抑えられます。

フードの「適当」を許容する。完璧主義を捨てて脳を守る

厳密な食事管理を放棄し、ある程度の「適当さ」を許容する考え方が、飼い主のメンタルを守る秘訣です。「絶対に横取りさせてはいけない」「完璧にカロリー計算しなければならない」という完璧主義は、双極性障害の脳を急速に疲弊させるからです。時にはしぃちゃんがカイちゃんのご飯を一口食べてしまう日もあるでしょう。

しかし、「一口盗み食いされたくらいで、すぐに命に関わるわけではない」と自分に言い聞かせるメンタルハックが重要です。「適当族」の精神を持ち、合格点を極限まで下げること。完璧な管理よりも、飼い主が倒れずに明日も給餌を続けられる事実の方が、猫様にとっても重要です。

「毎日まめ」で記録する。波の予測がもたらす心の余裕

「毎日まめ」というアプリで自身の気分の波と猫の様子を記録する習慣で、心に余裕が生まれます。双極性障害の波(①ド鬱から⑤軽躁まで)を可視化する行動により、自分の状態を客観視し、無理のない計画を立てられるからです。

自分の気分が落ちている日は、食事の準備も最低限の手間で済むようにあらかじめ工夫しておきます。同時に、カイちゃんの食欲やトイレの回数なども記録しておけば、体調の変化に早く気づくことができます。自分のバイオリズムを予測し、調子が悪い時のための「逃げ道」を用意しておく準備が、多頭飼い介護を長く続けるための重要な生存戦略です。

合格点を下げる。「生きてるだけで丸儲け」基準の介護術

介護における最大の目標は、猫様も飼い主も「今日を生き延びること」です。理想的な介護を目指して飼い主が潰れてしまっては、元も子もないからです。

部屋が散らかっていても、食事が少し予定通りにいかなくても、カイちゃんが今日も息をしていて、しぃちゃんが元気に走り回っている。そして私もなんとか一日を終えられた。ただただ生きているという事実だけで、完全勝利と認定します。猫様の健康を守る行動は、飼い主自身の心と脳を守ることから始まります。

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この記事を書いた人

「双極性障害」「老猫介護」「ペットロス」「脳疲労」。

このブログでは、
混合状態や在宅生活の中で感じたことを、
猫たちとの暮らしと一緒に記録しています。

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