導入:きれいな日常だけではない、猫との暮らし
こんにちは。こんばんは。リセツです。
今日は、少しだけ現実寄りの話をしようと思います。
猫との暮らしって、どうしても「やさしくて整った日常」として切り取られがちですよね。SNSやブログを見ていると、穏やかで、丁寧で、少し憧れるような時間が流れているように見えることが多い気がします。
私も普段は、カイちゃんの闘病のことや、しぃちゃんのダイエットのことを中心に、できるだけ落ち着いた形で書いています。そういう時間も、もちろん本当にあります。
でも、その裏側というか、実際の生活の中には、もう少し雑で、もう少し感情の揺れがある瞬間もちゃんと存在しています。
とくに私のように、気分の波が大きい状態で日々を過ごしていると、小さな出来事がそのまま大きく響いてしまうことがあります。
聖域だったベッドのこと
私の部屋にあるハイベッドは、いわば「避難場所」です。
外の刺激から距離を置きたいときや、どうしても動けないときに、ただ横になって時間が過ぎるのを待つための場所。
元気なときにはただのベッドなんですが、しんどいときには、その場所の意味が少し変わります。
「ここにいれば大丈夫」と思える、そんな感覚に近いかもしれません。
そんな場所を、カイちゃんに何度か汚されてしまいました。
もちろん、理由は分かっています。
体調の問題もあるし、年齢的な変化もあるし、コントロールが難しくなっていることも理解しています。
頭では、ちゃんと納得しています。
でも、気持ちのほうは、いつも同じように追いついてくれるわけではありません。
とくにその日は、気分のバランスが崩れていて、余裕がほとんどない状態でした。
「仕方ないよね」と思えるだけのスペースが、心の中に残っていなかったんだと思います。
キャットタワーを「少しお休み」させた夜
その流れで、私はひとつ対策を取りました。
キャットタワーを経由してベッドに上がる動線を、一時的にふさぐことにしたんです。
やったこと自体は、とてもシンプルで、段ボールや身の回りの物を使って「登りにくくする」というだけのものです。
少し遠回りしないといけない状態にする、そんなイメージです。
冷静に見れば、そこまで大げさなことではないのかもしれません。
ただ、そのときの私にとっては、「これで少し落ち着けるかもしれない」という、ひとつの選択でした。
カイちゃんからすると、「あれ?」と思う変化だったと思います。
いつも通りに上がれないことに戸惑っている様子もありました。
少し申し訳なさもありつつ、それでもその日は、「まずは自分の状態を整えないと難しい」という気持ちの方が強かったです。
自分の中で折り合いをつけるということ
こういう出来事があったあとって、どうしても「もっと違う対応ができたんじゃないか」と考えてしまいがちですよね。
私も例外ではなくて、少し落ち着いたあとに、同じようなことを考えました。
ただ同時に、「あのときの自分には、あれが精一杯だった」という感覚もあります。
あとから振り返ると、キャットタワーを使わなくなったことで、カイちゃんの足腰への負担が少し減ったようにも感じています。
高いところから降りるときの不安定さも気になっていたので、結果的には安全面のひとつの対策になっていたのかもしれません。
そうやって、出来事の意味を少しだけずらして考えることで、自分の中で折り合いをつけています。
完全に納得するというよりは、「まあ、これでよかったのかもしれない」と、ゆるく受け止める感じです。
変わっていくものと、続いていく日常
しぃちゃんは、今では3.3kgまで落ち着きました。
以前より軽くなって、膝の上に乗ったときの重さも少しやわらいでいます。
その変化を感じるたびに、「ちゃんと続いていることもあるんだな」と思えます。
小さなことですが、それが今の私にはちょっとした支えになっています。
一方でカイちゃんは、キャットタワーの代わりに、床に置いたクッションで過ごす時間が増えました。
最初はどうなるかなと思っていたのですが、意外と自然にその環境に馴染んでくれています。
猫って、本当に柔軟だなと思います。
むしろ、「こうあるべき」と考えてしまう私のほうが、変化に時間がかかっているのかもしれません。
きれいじゃない日も、そのままで
もし今、猫との暮らしの中で、少し疲れてしまっている方がいたら。
「ちゃんとできていない気がする」と思う日があったとしても、それはそんなに特別なことではないと思います。
私自身も、理想通りにいかない日のほうが多いですし、そのたびに少し調整しながら、なんとか続けています。
大切なのは、完璧にやろうとすることよりも、無理なく続けられる形を見つけることなのかな、と最近は思うようになりました。
猫にとっても、人にとっても、少しだけ楽でいられる距離感。
それをその都度探しながら、日々を重ねていく感じです。
明日もまた、同じように一日が始まって、
小さな出来事に気持ちが揺れることもあると思います。
それでも、「今日はなんとか過ごせた」と思えたなら、それで十分。
そうやって一日ずつ積み重ねていくことが、今の私にとっての生活です。
しぃちゃんのあたたかさを感じながら、
カイちゃんのペースに合わせながら、
少しだけ肩の力を抜いて、明日もやっていけたらいいなと思っています。


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