【経済的ライフハック】猫を守るためのマネープラン

双極性障害(双極症)という「脳の細胞の病気」を抱えながら生きる私にとって、お金の管理は単なる家計のやりくりではありません。それは、私の人生の主役である「猫様」たちの命を守り、同時に私の不安定な脳を「お金がない」という最悪の刺激から守るための、切実な「ライフハック」です。

こんにちは。こんばんは。リセツです。

今回は、巷の節約術とは一線を画す、双極性障害(双極症)当事者としての「猫と生き抜くためのリアルなマネープラン」について、具体的な数字を交えてお話しします。

目次

1. 「今」を繋ぐ10万円。カイちゃんの地味で尊い維持費

現在、我が家のお局様である15歳のカイちゃんは、腸のリンパ腫と腎臓病、そして膀胱炎という複数の病を抱えています。一時は余命3ヶ月と宣告されましたが、そこから奇跡の1年を更新中です。

この「奇跡」を支えているのは、派手な手術ではなく、毎日の投薬と3週間に一度の注射、そして療法食という名の11歳からのウェットフードと水分ちゅ~るという地味なケアの積み重ねです。これにかかる費用は、年間で10万円ちょっと。

注射・粉薬・水薬でこの前回8千円かかりましたし、ご飯とちゅ~る代も馬鹿になりません。
特にご飯は一食約100円のカルカン。地味に痛いです。この辺りの支払いは母に任せているのですが…。私と弟は偶数月に4万渡すだけ。ここから捻出されていると思われます。

リンパ腫と腎臓病を抱えながら、「え、でも意外と安くない?」と思われるかもしれません。でも、これは「緩和ケア」に徹しているからこその数字です。無理な延命ではなく、彼女が「自分で食べて、出す」という当たり前の日常を苦痛なく過ごすための投資。この10万円は、障害年金の中から何よりも優先して確保すべき「聖域」の予算です。

2. 「未来」をガードする60万円。しぃちゃんの保険は「脳の防壁」

一方で、新しく迎えた1歳のラグドール、しぃちゃんには最初からペット保険をかけています。 もし彼女が16歳まで生きたとして、その累計保険料をざっくり計算すると、約60万円近い金額になります。

10万円の現状維持費と、将来のための60万円。 この数字を突きつけられたとき、以前の私なら「そんな大金、自分には無理だ」とパニックになっていたかもしれません。でも、今の私は違います。

この60万円は、単なる固定費ではありません。もし私の病気が悪化して動けなくなったとき、あるいは経済的に困窮したときに、しぃちゃんが大きな病気をしても「お金がないから治療を諦める」という絶望だけはしたくない。その「脳への致命的なダメージ」を回避するための前払い金なのです。

3. 双極症特有の「躁の衝動」をマネープランに組み込む

私たちは、気分の波が「④軽躁気味」や「⑤軽躁」に入ると、全能感に包まれて財布の紐が消し飛びます。かつて私はクローゼットに「8万円のラブレター(修繕費)」を遺したそーちゃんの爪痕を愛おしく思っていますが、それとは別に、躁状態で不可逆な高額の買い物をすることは防がなければなりません。が、またしてもやってしましました。必要なものだけ買えばいいいのにいらんものまで買ってしまった。そして鬱になった時後悔するのです。これの繰り返しが辛い。

私の戦略は、「猫に関わるお金だけは、調子が良い時に仕組み化しておく」ことです。

  • ペット保険は自動引き落とし。
  • ウェットフードの定期便設定。
  • 猫用貯金の別口座管理。(しぃちゃんがやらかした何万円のラブレターの時にも使えます)

「7割の力で止める」という私の生存ルールを、お金の面でも適用します。元気な時に「これくらい稼げるはずだ」と高い目標を立てるのではなく、ド鬱の「①」の状態でも維持できる仕組みを作ること。それが、猫様を路頭に迷わせないための鉄則です。

4. 福祉制度は「愛猫とのシェルター」を維持する軍資金

私は現在、障害年金2級と自立支援医療を受給し、在宅のB型事業所で作業をしています。 これを「甘え」だと言う人がいるかもしれません。でも、私にとっては違います。

これらすべての制度は、私とお猫様たちが静かに、安全に暮らすための「シェルター(家)」を維持するための軍資金です。自分の薬代を1割負担に抑えるのは、浮いたお金をカイちゃんの注射に回すため。年金を受給するのは、しぃちゃんに質の良いフードを食べさせるため。(もしかしてこの質の良いフードで太ったんじゃ…とも思っています)

「自分のために頑張る」のは難しくても、「あの子たちのために制度を使い倒す」ことなら、私たちは驚くほどの行動力を発揮できます。福祉を頼ることは、猫様を守るための「賢明な選択」なのです。

5. 在宅ワークで稼ぐ「+α」をすべて猫貯金へ

今、私は完全在宅のB型事業所で、Excelや動画編集の作業をしています。 毎日外に出て働くことが無理だと悟った私にとって、自分のペースで、刺激をコントロールしながら得られる工賃は、非常に貴重な収入源です。

この工賃の使い道も決めています。それは「猫様の緊急医療費」への積み立てです。 「⑤」の波が来た時に、ついつい新しいPC周辺機器を揃えたくなる躁的衝動(最近もデュアルモニター構築でやらかしかけましたが…)をぐっと抑え、「この20分の作業は、カイちゃんの注射1回分だ」と言い聞かせる。

具体的な猫様の顔を思い浮かべることで、散財という名の脳の暴走にブレーキをかけています。もうすでに縦画面のモニターが欲しくて仕方ありませんが、猫様のために我慢です。

6. 結論:豊かさの定義は「膝の上の重み」で決まる

年間10万円のケアと、累計60万円の防衛費。 これらを高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれでしょう。でも、私にとってこれ以上価値のある投資は他にありません。

双極性障害(双極症)の波に揉まれ、世界が灰色に見えるド鬱の朝。5kg(ダイエット成功で今は4kg)のしぃちゃんが私のお腹にお尻を乗せてくる。15歳のカイちゃんがちゅ~るを出せと催促(ひたすらニャーニャー攻撃)をする。その瞬間、私の脳内の報酬系は、どんな高価な買い物よりも強く、優しく満たされます。

お金は、あの子たちの温もりを持続させるための「盾」であり「バトン」です。 「根性」で稼ぐのではなく、「仕組み」で守る。 「大勝利」の基準を下げてでも、あの子たちとの凪の時間を1日でも長く引き延ばす。

これからも、私は「適当族」の誇りを持って、猫様ファーストのマネープランを遂行していきます。 だって、「生きてるだけで丸儲け」。その「儲け」を一番分かち合いたいのは、他でもない、私の隣で丸まっているお猫様たちなのですから。

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この記事を書いた人

「双極性障害」「老猫介護」「ペットロス」「脳疲労」。

このブログでは、
混合状態や在宅生活の中で感じたことを、
猫たちとの暮らしと一緒に記録しています。

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