双極性障害と遺伝|家族歴がある人が知るべき7つの事実

双極性障害と診断されてから、私もふと考えてしまった時期がありました。

「もしかして遺伝するんだろうか」って。

ネットで検索すると、不安をあおるような情報も多くて、
読めば読むほど落ち込んでいくんですよね。

家族に似た症状の人がいる場合は、
なおさら気持ちがざわつくと思います。

ただ、双極性障害は遺伝の影響を受ける可能性はあるものの、
遺伝だけで決まる病気ではないと言われています。

環境やストレス、睡眠リズムなど、
複数の要素が絡み合って発症するそうです。

今回は、双極性障害と遺伝の関係について、
私自身が調べたり考えたりしたことを整理しながら書いていきます。

不安を抱えている方の、少しでも整理する助けになればと思います。


目次

① 双極性障害は遺伝するのか|結論と基本の考え方

結論から言うと、双極性障害には遺伝的な要素があると考えられているようです。
ただ「遺伝=必ず発症する」というわけではないみたいなんですよね。

私も最初に調べた時、「遺伝」という言葉の重さに少し怯んだ記憶があります。
でも実際は、遺伝はあくまで「発症しやすい体質」を
引き継ぐイメージに近いそうです。

研究では、一卵性双生児で一致率が高いという報告もあり、
遺伝要因の関与は強いと示されています。
それでも、片方が発症してもう片方が発症しないケースもあるようで、
完全にイコールではないんですよね。

つまり、遺伝の話を聞いて「人生が決まった」と思う必要はないのかもしれません。
体質と発症は、別の話として捉えたほうが整理しやすい気がします。


② 双極性障害の遺伝率はどれくらいなのか

親が双極性障害の場合、
子どもの発症率はおおむね10〜20%程度と
説明されることが多いようです。

一卵性双生児では70〜90%という数字も出ています。

数字だけ見ると高く感じるかもしれません。
私も最初は「やっぱり高いな」と思いました。
でも逆に言えば、親が双極性障害でも、
80%前後の子どもは発症しないとも読めるんですよね。

人口全体の発症率が数%と言われている中で、
家族歴があると確率は上がります。

ただし、その上がり方は「絶対に発症する」
というレベルではないように思います。

数字は怖いけれど、数字だけで未来は決まらないとも言える気がします。
私は数字を見るたび、少し冷静になるように意識しています。


③ 遺伝だけでは双極性障害は発症しない理由

結論から言うと、双極性障害は遺伝に加えて、
ストレスや環境、生活リズムなど複数の要素が
重なって発症すると考えられています。

理由としては、脳内の神経伝達物質の変化やストレス、
睡眠不足、生活リズムの乱れなどが関係しているそうです。

私自身、振り返ってみると、
無理を続けた時期や睡眠が崩れた時期に症状が悪化していたんですよね。

たとえば、転職や引っ越し、家族の介護、
人間関係のトラブルなどの大きな変化が、
引き金になることもあるようです。

逆に、家族歴がなくても、強いストレスが続いた人が
発症するケースもあると聞きます。

「遺伝的な脆弱性」と「環境からの負荷」が重なった時に症状が出やすい、
というイメージが私には一番しっくりきます。


④ 母親・父親どちらから遺伝しやすいのか

結論として、母親だけ、父親だけから遺伝しやすいとは断定されていないようです。
複数の遺伝子と環境要因が複雑に絡み合っていると言われています。

「双極性障害 母親 遺伝」「双極性障害 父親 遺伝」と
検索する方は多いみたいです。私も気になって調べた時期がありました。
自分のルーツを知りたい気持ちって、自然に湧いてくるものなんですよね。

ただ、現在の医学では「どちらか片方の親が原因」とは言えないそうです。
だからこそ、「自分のせいで子どもに引き継いでしまった」と
一人で抱え込む必要はないのかもしれません。

親も子も、誰かが悪いわけではない。
私はそう考えるようにしています。

責任の所在を探すより、
今をどう整えるかのほうが大事な気がします。


⑤ 家族に双極性障害の人がいる場合に気をつけたいこと

家族歴がある場合は、気分の波や睡眠の変化、
活動性の上がりすぎなどに早めに気づくことが大切だそうです。

私も家族の様子を見ていて、「あれ、今日は様子が違うな」と思う瞬間があります。
眠っていないのに元気そうだったり、急に活動量が増えたり。
後から振り返ると、ちょっとした変化がサインだったことも少なくないんですよね。

たとえば、

  • 睡眠時間が極端に減っているのに平気そう
  • 衝動的な買い物や決断が増える
  • 逆に強い落ち込みが続く

といった変化があるなら、
早めに精神科や心療内科で相談したほうがいいのかもしれません。

「気づき」は早いほど、その後の負担を減らせる気がしています。
家族歴は、不安材料であると同時に、
早期発見のヒントにもなり得るんですよね。


⑥ 双極性障害は予防できるのか|悪化を防ぐためにできること

双極性障害そのものを完全に予防するのは難しいけれど、
悪化や再発を防ぐ工夫はできると言われています。

私が日常で意識しているのは、睡眠時間をできるだけ一定にすることです。
夜更かしが続いた翌週は、明らかに調子が崩れるんですよね。
「眠れないけど元気」という状態が一番危ない気がしています。

たとえば、

  • 睡眠リズムを崩さない
  • 大きな予定が重なる時は負荷を分散する
  • 頑張りすぎた後はしっかり休む
  • 早めに主治医に相談する

といった小さな積み重ねが、
結果的に大きな波を防いでくれることもあるみたいです。

完璧に予防はできなくても、「悪化させない工夫」はできる。
私はその視点で日々を過ごしています。
100点を目指さなくていいんですよね、たぶん。


⑦ 子どもに遺伝するか不安な人へ|気持ちとの向き合い方

不安に思うこと自体は自然な感情で、
無理に消そうとしなくていいのかもしれません。

双極性障害を抱えている人ほど、
「自分の苦しさを子どもに味わわせたくない」
と考えがちです。私も、もし子どもがいたら同じことを考えると思います。

ただ、遺伝の可能性があることと、
必ず同じ人生になることは別の話なんですよね。
今は早期発見の体制や情報、支援制度も以前より広がっていると感じます。

何より、苦しさを知っている親だからこそ、
子どもの変化に早く気づける部分もある気がします。

不安を消すのではなく、不安と一緒に生きていく。
そんな距離感のほうが、私には合っているのかもしれません。

完璧な答えは出ないけれど、それでもいいんじゃないかなと思っています。


まとめ|遺伝は「決定」ではなく「傾向」かもしれない

双極性障害には遺伝的な傾向があるものの、
遺伝だけで未来が決まるわけではないようです。

環境やストレス、生活リズムなど、
複数の要素が絡んでいると言われています。

「遺伝」という言葉は強く見えるけれど、
人の心や脳はもっと複雑なんですよね。

必要以上に「未来が決まっている」と思い込まず、
今の生活を少しずつ整えていく。

私はそんな向き合い方が、
結果的に一番優しい選択なのかもしれないと思っています。

双極性障害の私の体験談

まず、私は双極性障害の2型です。そして元父も双極性障害でした。
次いで祖父は何が理由かわからないですが、自殺しました。
叔母も双極性障害を持っていて自殺未遂しました。
遺伝ではないというほうが無理のある経歴ですね。

ただ、双極性障害になりやすい体質が遺伝したというのはしっくりきます。
私の場合は10年。元父の双極性障害から起きる暴言、長時間に渡る中身のない説教。
母と弟にのみ晒される暴言暴力。
つまるところそれらの環境要因が私自身、双極性障害になったきっかけになったのは火を見るよりも明らかでしょう。

双極性障害になる前から家族より自分の衝動を優先する人…まあようするにクズだったようですが、なった後はさらに助長しましたね。
私も母のお腹の中にいる時に、おろされかけましたし。

ただ、母は結構楽観的に物事を見る性質を持っていたがゆえに、
元父と20年と少し一緒にいられたようですね。

だから双極性障害になる前の元父を知っていますし、
その後の変化まで知っています。
けれど私の記憶にはもう双極性障害になる前の元父はいません。

怒りに任せて母のガラケーをぶっ壊した15歳のあの日から、
私は元父を父とは思えなくなりました。

ついに弟に暴力をふるい、私の知るところとなった母への暴力から、
私は祖母に助けを求めて、結果警察を呼びました。

念願だった離婚届も受理されましたし、やっと自由だと思った束の間、
ストーカー化しましたからね。
警察の方に親戚の所に行った方がいいとすら言われました。
私たち子どもにとっては未開の地。最初は戸惑いました。

その後の元父が受けたであろう環境は恐らく目に余ることとなったでしょう。
いっそのこといなくなって欲しいとすら思います。

この節の結論としましては、双極性障害だから何をしてもいいわけではなく、
ちゃんと薬を飲まず乱用し治療から目を背け続けた末に、家族から捨てられた人のようになりたくなければ、


ちゃんと薬を飲んで、睡眠を取って、お酒も飲まず、たばこも吸わず、乱費せず、
主治医の助言にしっかり従っていれば、寛解とまではいかなくとも、
双極性障害による波を乗りこなす手前まではいけたかもしれないのに。
と私は思っています。

家族を大切に思うなら、寛解を目指すのがよいでしょう。
私もまだその途中です。でも無理だけはしません。反動は恐ろしいですからね。

以上です。読んでくださってありがとうございました。

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この記事を書いた人

「双極性障害」「老猫介護」「ペットロス」「脳疲労」。

このブログでは、
混合状態や在宅生活の中で感じたことを、
猫たちとの暮らしと一緒に記録しています。

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