精神科あるいは心療内科で「双極性障害の診療経験がある医師」にかかってください。これは強く言いたいことです。
私の経験ですが、普通の内科にかかっても診断名すらつきませんでした。内科は身体の病気が専門で、私たちのような脳の病気は専門外だからです。もちろん内科医が悪いわけではありません。ただ、専門が違う。それだけです。
もし当時の私が、自分の症状をもっと具体的に伝えられていたら、早く精神科につながっていたかもしれません。
双極症の脳は睡眠とリズムにとても弱いです。守るべき三つ。
①寝る時間を毎日同じにする
②夜ふかししない
③徹夜しない
これは薬と同じくらい大切です。
睡眠と薬の必要性と禁忌
……と言いますが、薬を飲む前にこの三つを守るなんて正直とんでもない話です。だって眠れないんですから。
鬱なら不安で眠れない。
躁ならまだ何かしていたくて眠れない。
私の場合はそうでした。
夜勤がある人もいる。仕事量が多すぎる人もいる。趣味で徹夜してしまう人もいる。理由は違っても、睡眠負債になっているのは同じです。
それから、アルコール。
双極性障害には禁忌だと思ってください。依存しやすいのもありますが、躁にスイッチが入ります。そして後から来るド鬱。あれを知っているなら、私は勧めません。
躁でハッピーな脳の状態で「もう薬いらない」と判断しないこと。これ、本当に大事です。
使える福祉は全部使おう
さて、お金の話です。
双極性障害で利用できる福祉はたくさんあります。
・精神障害者保健福祉手帳
・自立支援医療
・障害年金
・就労支援
・生活保護 など
私はこのうち四つを利用しています。
障害年金
一番助かっているのはやはり障害年金です。
私は国民年金だったので2級での認定でした。本気で、本気で書類を書きました。振り込みは偶数月の15日。二か月に一度です。正直、毎月じゃないのは少ししんどい。でも、この支えがあるから生活が崩れずに済んでいます。
しかも、障害年金が通ると国民年金の法定免除申請ができます。これ、意外と知られていません。私は相談員さんに聞いて、速攻で市役所へ行きました。
自立支援医療
自立支援医療も大きいです。医療費は原則1割負担。診察は数百円、薬代も以前よりずっと軽くなりました。知らなかった頃は薬代だけで七千円を超えていましたから。
注意点とするならば、申請に精神障害者手帳が必須というわけではありません。ただし市役所で初回申請する際は主治医による診断書が必要になります。申請用紙に病院と薬局を記入したならば、そこだけしか助成は受けられません。病院と薬局を変更したい場合は変更申請をしなければなりません。
もちろん双極性障害・双極症ならば精神科あるいは心療内科に限ります。他の科で一割負担を適用することはできませんので三割負担となります。私の場合は、ですけれど。
就労継続支援
就労支援は、正直いま模索中です。パソコン作業がしたいと半年間アピールしましたが、通所先ではできないと言われました。ショックでした。「今までの努力なんだったの」と思いました。
そのとき母が言ったんです。
「でもスキルはついたやろ?」
その一言で、少しだけ救われました。
精神障害者保健福祉手帳も持っています。2級です。JRは100kmを超えると本人5割引になります。自治体や会社で違いはありますが、動物園なども割引になります。
ここで少しだけ愚痴を。
一気に攻撃的になる鬱
同じ双極(おそらくⅠ型)の叔母がいます。受付で「障害年金2級なら手帳も2級にしますか」と言われたそうです。本当は年金証書で足りた。つまりお金を使わずに済んだのに、診断書を勧められた。
それを聞いた私は叔母に言ってしまいました。
「なんで私を呼んでくれなかったん!?」
受付の前の席にいたので、叔母が受付と何か話してるなー。程度にしか思っていなかったんですけど、とんでもない。
一気にガクンと気分がおかしくなりました。
あとで考えました。
あのときの私は躁だったのか、鬱だったのか。
答えは鬱です。
攻撃的になるのは鬱のこともある。双極性障害は本当にややこしい。
そして段々と混合へと症状が変わっていき、現在の意味不明な集中力と眠気と苛立ちと格闘しています。
パソコン作業はいいんです。躁でも鬱でも内職が苦手になってしまっただけで…。
正直来週のモニタリングが怖いです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
福祉制度は命綱です。でも、手続きも感情も、全部きれいごとでは済みません。
それでも、使える制度は使ってほしい。外に出るのが無理な人もいるでしょう。
しかし自分の環境を少しでも良くするためには福祉は使うべきです。
使わないと福祉の予算が削られていく一方ですしね。
双極性障害は心の弱さではありません。
生き延びるための選択です。



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