「起きたいのに起きられない」朝へ|双極性障害で動けない日のリアルと対処法

つらい日

朝起きられない日のリアル

「目は覚めているのに、体が動かない」。

これ、経験ある方はわかると思うんですが、ただの寝不足とは全然違うんですよね。

意識はある。時間もわかる。
でも、起き上がるための“何か”が、完全に抜け落ちている。

体が重いというより、動かし方を忘れてしまったような感覚。
「よし起きよう」と思っても、その命令が体に届かない。

そして数分後にやってくるのが、

「また起きられなかった」という自己嫌悪です。

昨日は動けたのに。
一昨日は普通に起きられたのに。

どうして今日はダメなんだろう。

そんなふうに、自分を責めるところまでがセットになっている気がします。

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双極性障害で朝起きられない理由

私自身の体感ですが、朝起きられない日は、
単純に「怠けている」とかでは説明がつかない状態です。

むしろ、脳のエネルギーが足りていない感覚に近い。
実際に頭重いし体に力が入らないしで、気分はどん底。

双極性障害の場合、気分の波だけでなく、
睡眠や活動量のバランスも大きく影響します。

前日に少し動きすぎた。
人と会って刺激が多かった。
あるいは、逆に何もできずに過ごしてしまった。

そういった積み重ねが、翌朝の「起きられなさ」として出てくることがあります。

また、過眠の症状が出ているときは、
どれだけ寝ても回復した感じがしない。

むしろ、寝れば寝るほど重くなるような感覚さえあります。
それでも起きて遅い水分補給と朝昼ごはんを食べて、また眠る。
そんな呆れられそうなことでも、本人としては本当に頑張って生きているんです。

これは「気合いでどうにかなるものではない」と、
今ははっきり言えます。水飲めただけマシ。ご飯食べられただけマシ。
そんな感じです。絶対にこれらのことを否定してはいけません。

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起きられない日の対処法(実体験)

朝起きられないとき、私が一番意識しているのは、

「起きることをゴールにしない」ことです。

これをやるようになってから、少し楽になりました。

「ま、いっか」

これだけでいいです。

「そんな日もある」、と最近は思うようになってきました。


・ベッドの上でできることをやる

いきなり立ち上がろうとしなくていい。

スマホを触るでもいいし、
水を一口飲むだけでもいい。

「体を起こす」より先に、
「意識を外に向ける」ことを優先します。

水すら飲めない日を少し楽にする仕組みづくり|「だるい自分」を責めないために


・朝日だけ浴びる

これもよく言われることですが、
外に出るのが無理でも、窓越しで十分です。

カーテンを少し開けるだけでも、
体のスイッチがほんの少し入る感覚があります。


・できたことを1つだけ数える

起きられなかった、ではなくて、

・目が覚めた
・スマホを開いた
・水を飲んだ

この中から、どれか一つでもできていればOKにする。

これ、本当に大事です。


やってはいけないNG行動

・無理に起きようとする

「起きなきゃ」「動かなきゃ」と思うほど、
体は逆に固まっていきます。

これはもう、何度も経験しました。
「経験」ですから、積み重ねれば身にもつきます。

といっても10年くらいかかりましたが。
福祉をフル活用して、のんびりでいいと思うんです。


・自分を責める

これが一番しんどさを増やします。

起きられなかったことよりも、
責め続けることの方が、あとに響く。

頭の中でグルグルと考えてしまうのがこの病気の嫌なところです。
眠れるなら自責するより寝たほうがマシだと思います。
それができるなら苦労はない。と言いたい方も大勢いらっしゃると思いますが。


・昨日と比較する

昨日できたことは、
今日もできるとは限りません。

双極性障害は「波のある状態」なので、
同じ自分ではない日があるのは、むしろ自然なことです。

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それでも起きられないあなたへ

朝起きられない日は、
決して「ダメな日」ではありません。

ただ、今は少しだけ、
体と脳のバランスが崩れているだけです。

それは、あなたの性格でも、根性の問題でもない。

昨日まで動けていたことも、
今日動けないことも、

どちらも同じ「あなたの状態の一部」です。


もし今、

「また起きられなかった」と思っているなら、

今日は「起きられなかった日」ではなくて、
「休む必要があった日」として扱ってみてください。

私は今日も生きたぞと、偉いぞと、自分を褒めてあげてください。

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